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Parisのお花・手芸・蚤の市エトセトラ情報


by Tres joli
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フランスの職人仕事

こんにちは。
本日のパリは快晴です。

今日はフランスの「手工芸」に関してお話しようかと思います。
漢字にしてしまいますと、何やら難しく感じてしまいますが、職人さんによる、手仕事です。

フランスには「MOF」(Meilleur Ouvrier de France)と言う称号が有ること、ご存知でしょうか?
直訳しますと、フランスにて最も優秀な技術保持の職人 となります。
3年毎に審査が有り、日本で言います「人間国宝」に相当する名誉有る称号の様です。

ジャンルはキュイジニエ、パティスリー、パン、レース、刺繍、etc...約200種類有るそうです。
有名どころでは、ピエール・エルメ、ポール・ボキューズ、ジョエル・ロブション...などなどです。

お料理はおいておいて、実は、私が習っていた「フランス刺繍」の先生が、この称号保持者でした。
習い始めたきっかけは、手芸市のブースで知り、お話したら、なんと気さくな先生で、しかも家が近所、ということで、即、習いに行きました。

現在は残念なことに、先生は遠くへ越してしまったので、中々習いに行けないのですが、この先生、とにかく素晴らしい!
もちろん、技術は素晴らしく、美しい針仕事に惚れ惚れなのですが、とにかく説明が細かい。しかもテキストも細かく、分りやすい。
それでいて、神経質ではナイ!笑。

私の勝手な想像ですと、フランス人はどちらか両極端な気がするので、正直、感動しました。

いつも出来が悪く、ネイティヴでは無い私に、色々と教えてくれ、昔のオートクチュールの刺繍の写真など、色々と見せてくれます。

なんて居心地の良い空間だったことか。
お花の仕事をしている時とはまた異なる、空気が止まった様な、それでいて穏やかな感じがしました。


そんな先生の、息子さんが現在日本で勉強中だとか。。。

写真のブラウスの手刺繍は蚤の市で発見し、了承を得て写真に撮ったものですが、本当に素晴らしいですよね。

フランスの職人仕事_c0232541_16584978.jpg

フランスの職人仕事_c0232541_16594570.jpg



レースと刺繍に関しては、パリ第12大学在籍時に論文発表する為、色々調べました。
周りは政治・経済・社会などに関しても論文発表でしたので、ちょっとマズイかな。と思いましたが、やはり、伝統有る手仕事が好きなんですよね。

お話がやっぱり長くなってしまいました。笑。

フランスを含め、EUは職人さんの地位が高いです。
その中にフローリストも入ります。
こちらで、フローリストで働いていた時、お客さんに言われたことは、「あなたはプロなんだから任せているので、すべてあなたの好みでブケを作って下さい。」

日本で仕事していた時は、こと細かくお客さんにお伺いを立て仕事をしていたので、「はっ!」としました。
今は、フランス人のお客様と日本人のお客様と、なるべく接し方を切り替える様にしてます。

やはり、手仕事って素敵ですよね。
きっと、花の仕事をしてなかったとしても、何かの職人さんになっていたかと思います。
フランスの職人仕事_c0232541_1754771.jpg



今日も、良い1日をお過ごし下さい。
ではまた。


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ジモモ パリ
by tresjoli | 2014-07-16 17:15 | 手芸関係